【無料で売上を伸ばす】「首の折れたキリン」の価値【第3回/全7回】\センター長コラム/

「強み」と「弱み」は表裏一体

くにたちビジネスサポートセンターの小島和敏です。前回に引き続き、くにビズ式経営支援についてお話したいと思います。

人類史上、現代の経営者は「最もダイナミックで遣り甲斐のある職業」です。しかし、経営者は日々厳しい決断を迫られて常に孤独な存在。そうしたみなさまの相談相手として我々がいます。しかも無料で。でも、一体何をしてくれるの?我々のような経営相談やコンサルティングは利用機会も少なくイメージが湧きにくいかと思います。全7回に渡って支援事例(と他ビズ支援事例を拝借)を基にビズモデル型経営支援を解説していきたいと思います。前回は「価値や強みの大きな誤解」についてお話しました。今回は「『首の折れたキリン』の価値」についてお話します。
【→前回記事】

首の折れたキリン

釧路市動物園のアミメキリンのコハクくん

釧路市動物園のアミメキリンのコハクくん

みなさん動物園はお好きですか?動物園には個性豊かな様々な動物がいます。そのなかで今回はキリンのお話。キリンの首は長く、その長い首を観ようと連日人々が押し寄せます。けれども、もしキリンの首が折れてしまったら?競走馬は骨折すると安楽死の処置が取られます(残酷のように思いますが「予後不良」という馬のためを思っての処置です。詳しくはこちら)。

釧路市動物園にアミメキリンのコハクくんがいます。211日齢で足を骨折、402日齢で首を骨折してしまいました。コハクくんはどうなったか?いまも元気に来園者を楽しませています(いのち輝け!コハクの物語)。足そして首の折れたキリンをコハクくんの「個性」と捉えて、ガバメントクラウドファンディングで施設整備費用の募金を募りました。飼育員そして来園者みんなの愛情がストーリーを紡ぎ、コハクくんは動物園の人気者となりました。「弱み」が「強み」になった瞬間です。本件は、釧路市にある兄弟ビズK-bizも支援しております。ご興味ある方はこちらをご覧ください。

チェーン店は強いのか?単独店は弱いのか?

SiSSY.japon鯨岡朋也様

SiSSY.japon鯨岡朋也様

ではビジネスの世界ではどうでしょうか?例えば規模。「大手のほうが有利」と考えるのは尚早です。くにビズ支援事例としても掲載しているSiSSY.japon。事業責任者である鯨岡朋也様は国立市商工会青年部に所属しており地域の人脈も豊富。また単独店だからこそ意思決定が早くフットワークも軽い。この利点を生かして「~しながらブランド品の買取査定が出来る」Nagaraを開発・展開しています。加えて関係者が少数だからこそお店の特色を打ち出しやすく保ちやすい(鯨岡様は元警察官で信頼感・安心感が本サービスの売りにもなっています)。小規模事業者・中小企業の「規模」は必ずしも「弱み」ではありません。逆に大手企業の規模は、固定費や人件費が利益を圧迫し赤字に転落するなど、往々にして「弱み」になります。

「弱み≠価値」で「強み⁼価値」は真ですが、「弱み=強み」もまた真です。「xxxだから弱い」って本当ですか?もう一度事業を点検してみませんか?くにビズにお越しいただければ価値の発掘をさせていただきます。次回は事例を使って「弱み = 強み = 価値」ということを解説したいと思います。お楽しみ!!(毎週水曜更新)

※「センター長コラム」は不定期にお届けします。

※視察・講演・寄稿などご希望あればお気軽にご相談ください。

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