【無料で売上を伸ばす】価値や強みの大きな誤解【第2回/全7回】\センター長コラム/

「強みがない」って本当?

くにたちビジネスサポートセンターの小島和敏です。前回に引き続き、くにビズ式経営支援についてお話したいと思います。

人類史上、現代の経営者は「最もダイナミックで遣り甲斐のある職業」です。しかし、経営者は日々厳しい決断を迫られて常に孤独な存在。そうしたみなさまの相談相手として我々がいます。しかも無料で。でも、一体何をしてくれるの?我々のような経営相談やコンサルティングは利用機会も少なくイメージが湧きにくいかと思います。全7回に渡って支援事例(と他ビズ支援事例を拝借)を基にビズモデル型経営支援を解説していきたいと思います。前回は「くにビズ式3つの視点」についてお話ししました。今回は「価値を再定義し見える化する(強み発掘)」について解説します。
【→前回記事】

絶対的価値と相対的価値

「価値と言われても…」と面食らうかもしれません。いや簡単なんです、難しく考えずにシンプルに「人と違うところ」を考えればOKなんです。もう少し補足すれば「誰かに重宝されている部分」。それがあなたの「個性」すなわち事業の「価値」です。この「価値」には2種類あります。それは、

  1. 絶対的価値
  2. 相対的価値

1は知的財産権(例:特許など)や才能(例:スポーツ選手や歌手)、身分(例:内閣総理大臣)など唯一無二のもの。2は何かと比較した場合の違い(≠優劣)です。例えば国立市役所。国立市内で考えれば国立市役所は唯一無二の存在。当たり前ですが住民票を発行できるのは国立市役所だけ。国立市市役所は「国立市」という市場では絶対的価値を発揮します。転じて立川市や府中市に引っ越すという選択肢もあります。そうなると国立市は他市との比較になります。例えば国立市は「文教地区や高度地区があり教育機関も多い」が差別化要素となり、「北多摩西部」という市場においては国立市役所の条例等が子育て世代への相対的価値を発揮することになります(引っ越しちゃダメですよ!最大の強み「くにビズ」があるんですから)。

1は相当難易度が高いです。他と比べても絶対的に違うところなんてそうそうありません。しかし、2ならどうでしょう?何かと比べて違いを探せばいいだけなんです。でも、ここでこう思うかもしれません。「『違う』けど『弱み』」だと。「大手と比べてうちは小さい。だから弱い」「隣と比べて品目が少ない。だから弱い」「生産が小ロットしか対応できない。だから弱い」、でもその「弱み」って本当ですか?次回は事例を使って「弱み = 強み = 価値」ということを解説したいと思います。お楽しみ!!(毎週水曜更新)

※「センター長コラム」は不定期にお届けします。

※視察・講演・寄稿などご希望あればお気軽にご相談ください。

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